みなさんは、コナンくん好きですか?
ヤマモトは小学生の頃、ばあちゃんが「最近コナン観てるよ」と言うので、
テンション爆上がりして「私も私も!!」と喜んだのですが、ばあちゃんが観ていたのは「未来少年コナン」の方でした🤣
ちょうど再放送していたんですよね。
というわけで、今回ご紹介するのはこちらの本。
緋色の研究(著者:コナン・ドイル / 訳:延原謙)です。
名探偵コナンといえば、やっぱりシャーロック・ホームズですよね!
蘭姉ちゃんが新一くんとの思い出を回想するたびにホームズの名前が出てくるので
ずっと気になっていたんですけど、今回初めて原作を読んでみました。
ホームズのシリーズは、出版社や訳者さんによっていろいろなバージョンが出ているみたいなのですが
今回ヤマモトが読んだのは「新潮文庫版」です。
あらすじと補足
名探偵シャーロック・ホームズと、相棒ジョン・ワトスンの出会いから物語が始まります。
ワトスンが手頃な住まいを探していたところ、知人から「ルームシェアを募集している男がいるよ」と紹介されたのがホームズでした。
その後、空き家で外傷のない遺体が見つかり、ふたりは事件の真相に迫っていく… というストーリーです。
本編は二部構成になっていて、第一部ではホームズとワトスンが協力しながら事件を解決します。
第二部では、事件の背景や犯行に至るまでの過程が描かれ、ホームズの推理の裏側も明かされていきます。
印象に残った場面
▶ ホームズの性格
ホームズは、かなりの変わり者で、ものすごく自信家で、少しひねくれた性格だと思いました。
頭が良くて物腰柔らかな紳士というイメージを持っていたので、意外でした。
▶ コナンの映画に出てくるホームズ
ホームズの有名なセリフ
「人生という無色の糸桛には、殺人という真っ赤な糸がまざって巻き込まれている。
それを解きほぐして分離し、端から端まで一インチきざみに明るみへさらけだして見せるのが、僕らの任務なんだ」
このセリフは、コナンの映画ベイカー街の亡霊で、クライマックスにホームズが登場するシーンでも使われています。
▶ 苦手な方は注意! 動物殺しのシーン
推理の実験で、犬に毒薬を飲ませて殺すシーンがあります。
犬は病気で、もう長くはなかったと書かれていますが、苦手な方は注意が必要です。
フィクションとはいえ、読みながら少し胸が痛くなってしまいましたが、それも含めて印象に残ったシーンです。
総評
▶ 
とても悲しい真相でしたが、物語の終わりにはきちんとした「オチ」が用意されています。
名探偵コナンでも、エンディングのあとにはいつもちょっと笑えるオチがありますが
そういった部分にもホームズの影響があるのかなぁと思いました。
訳者さんが違うと、また雰囲気や表現も変わってくると思うので、機会があれば他の出版社のホームズも読んでみたいです!